【はり治療の正しい知識】

<鍼治療について>

鍼は、注射のような太い鍼は使用しませんので、注射のように痛くありません。髪の毛のぐらいの太さです。刺す瞬間、皮膚痛という「チク」という感じがしますが、ほとんど痛みはありません。始めは弱い刺激で行い、慣れてくると少しずつ刺激量を増やしたり置鍼の時間を長くしていきます。また悪い部分に直接行うので“ズン”とした感じや重い鈍痛がする時、筋膜を破り筋肉に直接刺激すると“ピリ”とした電気の走ったような感じがする時もあります。身体の中に走っている毛細血管を刺激した時、外出血・内出血する事や青アザが出来る事がありますが、そのままにしておいても2、3日で治ります。なかなか治らない場合は暖めると治りが早まります。鍼施術後の皮膚に発赤、膨疹、紅班や皮膚膨隆が生じる事があります。刺入時、刺入後、抜鍼後に発生する痛みや違和感で、治療後数時間、時には数日間残る事がありますが、血流が向上して起こる良い反応です。

<灸治療について>

灸は、灸瘢痕(灸あと)が残る場合があります。皮膚を火傷(やけど)させて、体内のポリモーダル受容器を刺激し、治そうとする力が自己免疫力を高めて治療します。治療後は、やけどの跡のようなものや水膨れが出来る場合があります。熱さを感じたら、すぐに仰って下さい。施灸直後、または翌日から全身倦怠感、疲労感、脱力感を数時間自覚する場合があります。

<治療後の注意>

鍼や灸によって血流が良くなり、だるい感じがしたりすることがあります。

お灸の後は、お風呂は控えて下さい。水膨れになることがあります。

あまり熱いお風呂に入ると血流が良くなり過ぎてだるくなることがあります。

普段より水分を摂り、早く寝ましょう。

何かございましたら、すぐご連絡ください。

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